死んでいく姿と生きている姿
ゆずを看取った今回より、ハムスターを看取っていた頃の方が精神的にきつかったと書いたことがあります。某講座で知り合ったるーさんがその視点をきれいに示してくれたので紹介します(記事下)。最後の方に出てくるこの一文、「私にできることは ただ、死にゆく人を見つめることしかできないから。」で気付きました。ハムスターを飼っていた頃の私は、大切な者が死んでいくのをただ見ているだけしかできない、そんな日々が苦痛で...
続きを読む悲しみは消える 寂しさは消えない
ゆずが死んでしまった事への悲しみは、ほとんど消えました。悲しみを感じ切った結果です。十分に悲しい気持ちを味わったら呼吸と共に吐き出して大地へ流す、これを繰り返しました。でもね、寂しさは消えません。これはいつまで経ってもずっと消えないものだと思います。薄れることはあっても消えることはない。人間ってそういうものではないでしょうか。私は亡きハムスターや動物たちを思う時、やっぱり寂しいです。何年何十年たっ...
続きを読む看取るなら腹をくくろう
先日も少し書きましたけど、看取りに際しては腹をくくる必要があります。だって、死んじゃうんだよ。ともすれば自分の命より大切な者の命が尽きちゃうんだよ。それに寄り添うのだからそれ相当の覚悟は要るでしょう。で、22回目のペット(大切な者)の看取りを終えて言えるのは、何かをやるにしてもやらないにしても腹をくくれってことです。付けられた疾患名に対して治療をするかしないか、何らかの処置をするかしないかetc.。する...
続きを読む思いやりを思いやりとして受け取る
ゆずが死んでしまったことを知った何人かの方からこんな言葉を掛けられました。「また犬を飼えばいいよ」。年配の方々です。昔の私だったらカチンときたかもしれません。ゆずの代わりなんていないんだ、って。だけど今は、そう言ってくれた言葉の奥にある優しさや思いやりを受け取ることができるようになりました。これはこの人にとって最大限の優しい気持ちの表現であることを、私の寂しさを思って目一杯のいたわりを示してくれて...
続きを読む動物の選択に任せれば間違いはない
ペットの終末期において迷った時は動物の選択を支持すれば、それが一番そのコにとって良いこととなります。これは病院に頼れないハムスターを21匹看取ってきた経験から書いてます。※「良い」が意味するのは「死なない」とか「治癒する」という意味ではありません。もっと大きな視点での「良い」です。大事なこのコが苦しまないという視点です。でもその選択はもしかしたら、飼い主にとっては苦しいことかもしれません。例えば、ゆ...
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