天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

動物仏さまを動物にしない理由

カテゴリ:販売作品

キリスト教の宗教画や像を見ると分かるのですが、人の形をしていても聖人は、あえて人間とは違うことが分かるように描かれています。人間として描いてしまったらもう「聖」ではなくなってしまうから。この感覚、分かりますか。人という存在は浮世にまみれているのです。仏像でも人間とは違う形になっています。人間でこの形状はあり得ないよね、と分かる像も結構あります。肩の位置や左右対等や額の白毫など色々と、人間の彫像とは...

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ダックス地蔵さん第2弾

カテゴリ:販売作品

再びのダックス地蔵さん。でも1体1体全部違うんです。そのコの特徴も飼い主さんの思い入れポイントもみんな違うから。仏の印である白毫(びゃくごう)を鼻の代わりにするのは毎度のおなじみ。今回の飼い主さんこだわりポイントは、まっすぐな長い毛質の表現。よってシッポは巻かずに直毛。私は写真を見て、足先が目に入りました。短いけど足先のちょこんとした形が目立つし可愛い。なので足を控えめにちょこんと出してはどうかと提...

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与えたつもりが与えられていた

カテゴリ:販売作品

動物仏さまを制作するにあたっては、ご注文者さんとのやり取りが毎日続きます。本筋に付随して、亡きペットの思い出なども語っていただけます。私はそのやり取りの中でたくさんの事を学んでいます。心に残る言葉もたくさんあります。小地蔵さん・こまりちゃんのご注文でもそれは変わらないのだけど、動物仏さまはやり取りが長くなる分、入ってくる情報も桁違いで、その中から学ぶことも多くなるというわけです。動物仏さまは私が考...

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リアルとデフォルメ

カテゴリ:販売作品

犬仏さまのしっぽデザインを仏像彫刻的な雲と同じ巻きにしようかと、前々から考えています。先日の富山・井波の瑞泉寺でもそんな写真を撮って、次はこのしっぽの先にしてみようか…などと考えていました。結局今回も彫りは深くせず、丸っこい可愛らしさ寄りの形状に仕上げました。仏像彫刻的な彫り方をすればありがたさが増します。が、可愛らしさからは遠ざかります。実はこの塩梅が非常に非常に大事なポイントでありまして。例え...

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ポーチ再試作中

カテゴリ:販売作品

小地蔵さん・こまりちゃん持ち出し用に販売を始めたポーチですが、形状変更しようと試作しております。実は今の形って、海外販売向けとして↑携帯タイプ(台座一体型)用に作ったものなのです。海外の人が仏さまに合うような袋物を手に入れるのは難しいだろうと考え、付属品としました。携帯タイプは本体が一回り小さいので、それに標準型の小地蔵さんを入れると幅がぴったりでちょっと取り出しにくく感じます。時々なら気にならな...

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Smile Maker 極小粒 豆蔵さん 自分用

カテゴリ:非販売品

ゆずの看取り用に作ったSmile Maker(小地蔵さん・脱力型)。私を笑顔にしてくれる者がみんな旅立ってしまって、それも寂しかったのです。ゆず看取り用Smile Makerなので作りました。自分用に。ちょっと小さい材を使ったら、コロコロになってしまいました。いっぱい笑おうね通常のSmile Makerは小地蔵さん標準型より高さ5mm低い50mm。こちら更に5mm低い45mm。幅が40mmだから本当にコロコロです。転がりそう。クリスマスツリーの方...

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樹の想いが形になる

カテゴリ:販売作品

以前は「注文者さんが気に入ってくれるお姿に作れるだろうか」と心配したりもしましたが、最近はそういうこともなくなりました。決して心配ないほど技術が上達したからではありません気に入っていただけたらいいな、とは思っているのですが、私が何かをどうにかしなければという意識がなくなりました。私が作るわけではなく、多分、樹の想いが形になるのだと思います。樹に宿る魂・聖なるものが姿を現すという言い方もできます。私...

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動物と仏の間に

カテゴリ:販売作品

犬仏さま制作中です。大きな足がチャームポイントだったとのことで、できるだけ足先を大きめに作っています。そのやり取りで「バランスを見ながらできるだけ大きくします」と答えた自分の言葉に、はて、何のバランスか?と思わずひとりツッコミ。形としてのバランスでは…ないのです。それがそのコの特徴であったならそれはとても重要。それで飼い主さんが「ああ、あのコだ」と思えることは、形としてのバランスより大事だから。持...

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こまりちゃんリペア

カテゴリ:非販売品

義母に贈ったこまりちゃん(試作第1号)の頭部が大分黒ずんだ感じになっていたので、リペアに挑戦。小さな像ですから表面を1mm削ったら完全にバランスが変わってしまいます。玉ねぎの皮くらいの薄さで表面を削いでいって、年数相応の色にはなりました。制作から6年経過しています。完成時にはもっと色白ですよ。これは6年前の姿。その後は、光の当たる量や触る頻度によって色の変化程度・速度が変わります。今回の場合はそれ以上に...

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自力で彫れるようになりましょう

カテゴリ:販売作品

白衣観音を彫り始めて早々、壁にぶつかりました。なんと私、粗彫りが全く分からないのです。先生に聞かないと何もできない自分に愕然。ある程度形が決まって各部位を作っていくのは、作業が分かるからできるんです。が、その前の段階で角のある切り出した木の形から丸みの出た大方の形状へ持って行くまでが、何をしていいか分からない。以下は地蔵菩薩を彫った時の写真です。今回作る白衣観音とは違いますが作業工程の例として出し...

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