あなたのために祈っている人がここにいます
以前から、制作中と発送時にはそれを持つことになる方のためのお祈りをしていました。大切な誰かを思っての購入だと伝えていただいた時は、その「誰か」も含めて、祈りました。が、特にそれを前に出すことも無く、祈っている事すら伝えないままのこともあったかもしれません。これからは祈っていることをきちんと伝えようと思います。それで、この機会に、今まで購入してくださった方々・試作品などを受け取ってくれた友人知人の皆...
続きを読むひと時の安心のその先へ
私の創る小仏さまは、持つ人に安心感を持ってもらえて心の余白を作るのだなと気付きました。大切な存在を失う恐怖を抱えながら看取りに向き合う方々。亡き誰かを思い心の奥に哀しみを抱える方々。大切な誰かの安息を祈りながら暮らす方々。皆さん、何かしらの苦しい感情と向き合いながら、小仏さまを迎えてくださいます。そして小仏さまを見て、ほっとされます。そのほっとした感覚が心の余白です。その余白が冷静さを呼び、事態を...
続きを読む岡山で小地蔵さんとダックス地蔵さんに再会
友人が誘ってくれて岡山へ。岡山市周辺2日間、倉敷周辺1日。豆蔵さんがお供兼用心棒(?)として付いてきました。私は初めての宿では全く眠れないので(お目目パッチリ覚醒状態です)、友達と泊りの旅行ができませんでした。ここ20年くらいの話です。昔はそんなこと全然なかったのだけど。でも、部屋を別々に取る案に友人が賛成してくれたおかげで念願叶いました。最初の岡山市周辺2日間は、友人と仲の良い・かつ小地蔵さんユーザ...
続きを読む仏像では癒されない段階もある
私の作品は小仏です。それを手に取り、なでたり話しかけたりすることで心を落ち着かせ、今日を生きる力を引き出したり穏やかな精神状態を保つことのお手伝いをしています。これって実は、自立的な手法です。仏さまが直接何か言ってくれるわけでもないし、ただそれを持つ人が信じて安心することにより叶うもの。仏さまは自身の力を引き出すお手伝いをしているのです。ですが、それでは癒されない人もいます。感情の渦に巻かれている...
続きを読む私には持てない動物仏さま
ゆずがいなくなって半年。今でも寂しいです。ゆずがいた時間が遠く遠く過去になった気もします。私は動物仏さまを自分のために持ちません。その代わり、ゆず亡き後、自分のサポート用に豆蔵さんを創りました。毎朝、アファメーションノートを書きながら豆蔵さんをなでてお祈りします。なんで犬の形を持たない小地蔵さんなんだろう、動物仏さまに心が向かわないのは何故だろう、とうっすら感じていました。それが、最近分かりました...
続きを読む動物仏さまの白毫(びゃくごう)の位置
動物仏さまを創るにあたり、仏の印である白毫を鼻の代わりにしているのは毎度のことです。これ、最近気付いたのですが、白毫の位置は通常の小地蔵さんと同じ位置でした。目をその下に持ってくるか(小地蔵さん)、上に持ってくるか(動物仏さま)で鼻に見えたり見えなかったりするだけでした。いやー、びっくり。自分の中では白毫の位置を下げているつもりだったんです。なのに、並べてみたら同じ高さにありました。仏の印は動かし...
続きを読む動物仏さまを動物にしない理由
キリスト教の宗教画や像を見ると分かるのですが、人の形をしていても聖人は、あえて人間とは違うことが分かるように描かれています。人間として描いてしまったらもう「聖」ではなくなってしまうから。この感覚、分かりますか。人という存在は浮世にまみれているのです。仏像でも人間とは違う形になっています。人間でこの形状はあり得ないよね、と分かる像も結構あります。肩の位置や左右対等や額の白毫など色々と、人間の彫像とは...
続きを読むダックス地蔵さん第2弾
再びのダックス地蔵さん。でも1体1体全部違うんです。そのコの特徴も飼い主さんの思い入れポイントもみんな違うから。仏の印である白毫(びゃくごう)を鼻の代わりにするのは毎度のおなじみ。今回の飼い主さんこだわりポイントは、まっすぐな長い毛質の表現。よってシッポは巻かずに直毛。私は写真を見て、足先が目に入りました。短いけど足先のちょこんとした形が目立つし可愛い。なので足を控えめにちょこんと出してはどうかと提...
続きを読む与えたつもりが与えられていた
動物仏さまを制作するにあたっては、ご注文者さんとのやり取りが毎日続きます。本筋に付随して、亡きペットの思い出なども語っていただけます。私はそのやり取りの中でたくさんの事を学んでいます。心に残る言葉もたくさんあります。小地蔵さん・こまりちゃんのご注文でもそれは変わらないのだけど、動物仏さまはやり取りが長くなる分、入ってくる情報も桁違いで、その中から学ぶことも多くなるというわけです。動物仏さまは私が考...
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