神も仏も伝えたいことは同じ
過日泊ったホテルに珍しい物が置いてありました。仏教の経典です。今まで、聖書が置いてあるホテルはありましたが(最近は減りましたね)、仏教のは初めてです。パラパラと読んでみました。キリスト教の教えはよく知りませんが、ACIM(A Course in Miracles)を学んでいる方からキリスト視点のものの見方は聞いております。また、ティク・ナット・ハンの書籍でブッダの伝えたかったことも読みました。イエスもブッダも同じことを伝...
続きを読む勢至菩薩 木取りから粗彫りへ
中宮寺菩薩半跏像と白衣観音像がやっと完了したので次へ進みます。勢至菩薩は阿弥陀様の脇侍の一体です。阿弥陀様の両脇を、聖観音と勢至菩薩が固めています。同じような形で、薬師如来の両脇に日光菩薩と月光(がっこう)菩薩が控えてますね。私はそういう知識に詳しくないので、勢至菩薩を彫ることになってやっと違いを理解しました。この写真は大原三千院の阿弥陀三尊像です。向かって左が勢至菩薩。大和坐り(やまとすわり)と...
続きを読む仏像彫刻を一般社会へ普及させた人の言葉
「仏像彫刻の技法」という本にある松久宗琳氏の言葉に感動しました。=はじめに=日本の心を求めて<仏像>にあこがれ、自らの手で<仏像>を彫ろうと志す人々のため、また<仏像>はどのようにして作られていくのか、その伝統の技法を探ろうとする人々のために、わたくしたちが日賀出版社のお需めにより『仏像彫刻のすすめ』を初めて世に問うたのは、昭和48年4月のこと。(中略)<仏師>といういわば“閉ざされた世界”のなかで、...
続きを読む仏は民衆の心によって成立している
ベテラン先輩に借りた本を読んでおります。「木のこころ 仏のこころ」クリックするとAmazon該当ページに飛びます。内容は宗雲先生の師匠の師匠、大(おお)先生と宗雲先生が呼ぶ松久朋琳さんと宮大工棟梁・西岡常一さんの対談を、奈良の文化歴史に詳しい青山茂さんが進行しているもの。木を扱う名人同士ってとこでしょうか。こころというものについて熱く語っています。その中に「あっ」と思った記述が。私は以前、文化財として保...
続きを読む瑠璃観音 本体とりあえず完成
この数ヶ月間一体何をしていたのかと思うでしょうが、何もしてなかったんです(笑い)。他にやる事が山ほどあって趣味の仏像を彫る余裕がありませんで…。もうこれで完成としちゃいましょうと決めました。これはもう完成しないのではないかと思ったこともあるくらいなので、終わらせることができただけで上出来です。あと、もう少し表面をきれいにしたい所がありますので、もうひと手間ではありますが。問題の指ですが、手首から切...
続きを読む仏像彫刻の本が豊富な本屋さん at 静岡駅前
仏像彫刻仲間に教えてもらいました。静岡駅前で一番は北口地下街からも入れる戸田書店。2階に美術関連のコーナーがあり、そこに揃っています。駅前で一番という事は静岡市で一番、そして多分静岡県中部で一番です。私も先日寄ってみました。確かにこの辺りでは一番の品揃えだと思われます。仏像彫刻の基本書とも言える「仏像彫刻のすすめ」が置いてあるところが素晴らしい。次が新静岡セノバにあるジュンク堂。こちらも結構ありま...
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