仏像彫刻を選んだのは
前にも書いた気がするんですけど、改めて、仏像彫刻を始めるきっかけなど書いてみようと思います。もう10年以上前の話。当時、自分の中で何かが一段落した感があり、何か趣味を始めてみようと思いました。さて、何をやろうかと考えました。やってみたいと思ったのは木彫りか乗馬。小学生の時に図工で人の顔を作ったことがあるんです。角材を使って。それがうまくできなくて、いつかもう1度やり直したいと思っていました。だから人...
続きを読む自力で彫れるようになりましょう
白衣観音を彫り始めて早々、壁にぶつかりました。なんと私、粗彫りが全く分からないのです。先生に聞かないと何もできない自分に愕然。ある程度形が決まって各部位を作っていくのは、作業が分かるからできるんです。が、その前の段階で角のある切り出した木の形から丸みの出た大方の形状へ持って行くまでが、何をしていいか分からない。以下は地蔵菩薩を彫った時の写真です。今回作る白衣観音とは違いますが作業工程の例として出し...
続きを読む菩薩と如来の違い 菩薩を仏と呼んでいいのか?
仏像彫刻仲間から教えてもらった知識と、NHK Eテレの「心の時代〜宗教・人生〜」で見た情報を基に書いています。仏さまと言われる仏教上の存在には以下の4種類があるとHPで書きました。如来:悟りを開いて仏となった者。例:阿弥陀如来、大日如来菩薩:仏修行中の者。例:観音菩薩、地蔵菩薩明王:如来の化身で、恐い顔で魔を追い払う。例:不動明王天:異教の神様出身の者。例:弁才天でね、よく見るとお地蔵さんや観音さんといっ...
続きを読む同好会ロビー展始まりました
生涯学習センターロビーにて20日間、常設展示となっております。開館時ならいつでも見られます。各作品の写真は後ほど同好会のブログにUPします。私の出展作品は5年以上前に彫った6寸の地蔵菩薩立像と白衣観音です。白衣観音はプロフィールに使っている写真のものです。5月8日は同好会活動日でセンターに集合していますので同好会に興味のある方は気軽に見学していってください。【仏像を彫る会 ロビー展 2021】会場:静岡市西部生...
続きを読む菩薩と如来 装飾の有る無し
同好会でもたまにそんな話が出たりするし、前に何かでも読みました。修行を終え仏となった如来はもはや己を飾る物は必要ない。従って如来は装飾無し。他方、まだ修行の最中である菩薩は人と同じように装飾品を身に付けている(持物とは別の話です)。菩薩の代表が地蔵さんや観音さんで、彼らは首飾りやら宝冠やらを身に付けています。人であった頃の名残なのでしょうか?対して、如来の代表である阿弥陀さんは確かに衣だけで飾りは...
続きを読む土仏づくり体験
東京・馬込のお寺さんで、陶土を練って焼く仏さま作り体験ができるそうです。形作っていく内に、心は静かに穏やかになっていくと思います。普通の陶芸であってもそうなのだから、ましてやそれが仏さまであれば悩みや苦しみごと練り込み、焼いて昇華(浄化)させてくれそうな気がするのです。場所がお寺というのも色んな意味で雑音が入らなくていいですね。陶芸は彫刻と違い、削り過ぎたって土を足せばいくらでも修正できるところが...
続きを読む改めて、トイレに6地蔵
5地蔵のままだったトイレの守り神(?)がやっと6地蔵になりました。6体揃うと、やはり「ありがたい感」が増します。私はトイレをきれいに保っているつもりなので(というか仏さんがあるおかげで掃除に手が抜けない)、仏さんの置き場所がトイレでも問題ないと思っています。要は、汚く扱っているかきれいに扱っているかじゃないかと。6体の並びを眺めるとこの6年の変遷がよく分かるので、飽きません。向かって左から古い順に並ん...
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