天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ることを綴ります

菩薩と如来 装飾の有る無し

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

同好会でもたまにそんな話が出たりするし、前に何かでも読みました。修行を終え仏となった如来はもはや己を飾る物は必要ない。従って如来は装飾無し。他方、まだ修行の最中である菩薩は人と同じように装飾品を身に付けている(持物とは別の話です)。菩薩の代表が地蔵さんや観音さんで、彼らは首飾りやら宝冠やらを身に付けています。人であった頃の名残なのでしょうか?対して、如来の代表である阿弥陀さんは確かに衣だけで飾りは...

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3度目の…

カテゴリ:習作

地蔵菩薩、白衣観音、瑠璃観音と宗琳さん作品を3種類(4点)作ってみて心底身に沁みたこと。それは、宗琳作品を6寸で作るべからず。少なくとも1尺(30cm)は欲しいです。宗琳作品は装飾が細やかでとても6寸の大きさでは表現しきれません。小手先の作業になってしまう私レベルには6寸じゃ無理。っていうか、今頃理解したわけ?地蔵菩薩白衣観音2体瑠璃観音3度目の正直ならぬ、3度目でやっと思い至った己の未熟さって感じ(^^;。次は...

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土仏づくり体験

カテゴリ:自分で作る仏さま

東京・馬込のお寺さんで、陶土を練って焼く仏さま作り体験ができるそうです。形作っていく内に、心は静かに穏やかになっていくと思います。普通の陶芸であってもそうなのだから、ましてやそれが仏さまであれば悩みや苦しみごと練り込み、焼いて昇華(浄化)させてくれそうな気がするのです。場所がお寺というのも色んな意味で雑音が入らなくていいですね。陶芸は彫刻と違い、削り過ぎたって土を足せばいくらでも修正できるところが...

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改めて、トイレに6地蔵

カテゴリ:習作

5地蔵のままだったトイレの守り神(?)がやっと6地蔵になりました。6体揃うと、やはり「ありがたい感」が増します。私はトイレをきれいに保っているつもりなので(というか仏さんがあるおかげで掃除に手が抜けない)、仏さんの置き場所がトイレでも問題ないと思っています。要は、汚く扱っているかきれいに扱っているかじゃないかと。6体の並びを眺めるとこの6年の変遷がよく分かるので、飽きません。向かって左から古い順に並ん...

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5地蔵から6地蔵へ

カテゴリ:習作

犬が死んだらお供に付けてやる予定の6地蔵(現5地蔵)、最後の1体が完成し、展示も叶いました。同好会の展示会に6体揃えて出そうと思いつき、突貫工事で進めたものです。6年前、初めて作った仏像彫刻がこの合掌地蔵です。向かって左から古い順に並んでおります。比べながら思いました。技術的に向上してリアルな造作ができるようになるほど、可愛さから遠のくのだなと。可愛さはデフォルメあってこそ。リアルじゃ可愛くない。可愛...

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小さい物を作る時は

カテゴリ:習作

初めて仏像の持物(じもつ)を作ったのは錫杖(しゃくじょう・修行僧が持つ杖)上部の丸い部分でした。↓これと同じような形の物です。その時は、作る部分が小さいせいで固定できずに四苦八苦。ベテランさんに「最初から小さく切り落としちゃダメだよ。長く作って最後に切ればいいから」と笑われたものです。小地蔵さんで6地蔵を作ると持物も必要となります。これが結構手間がかかりまして…。例えば柄香炉はこんな風に仕上げまでし...

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スリムな白衣観音

カテゴリ:習作

まだ全然途中ですが…。むむ、顔が四角い。額までの高さは前に作った地蔵菩薩とさほど変わらないのだけど、こうして並べてみると白衣観音は縦長スリムですね。...

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衣紋

カテゴリ:習作

衣紋は(衣紋も、かな)難しいです…。地蔵菩薩立像の衣紋はあらかじめ練習したりして頑張ったけれども、出来上がりとしては「頑張りましたね(努力賞)」って感じ。ベテランさんやプロの作品は木なのに柔らかな布にしか見えません。滑らかに美しいドレープを描いて流れています。先輩の作品を見るたび、こんな風に彫りたいなぁと思います。そう思って彫り始めるのに実際には程遠い出来上がり。何より彫りが浅い。もっと思い切りよ...

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6寸地蔵菩薩立像 完成!

カテゴリ:習作

やっとやっと完成しました。1年半。予想よりは早かったけれども、思えば長い時間ですよね。仏像彫刻仲間の作品と並べると彫りの浅さが目立ちます。凹凸が足りないのです。もっと思い切りよく、特に衣紋は深く彫らないといけません。失敗も多々あり。でも今の私にはこれが精一杯なのでOKです。仏さま本体を作るのはある種のプレッシャーと言うか緊張感があって、決して「楽しい」だけではないのだけど、台座や光背や持物は純粋に楽...

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6寸地蔵菩薩立像 台座完成

カテゴリ:習作

やっと台座ができました。上部中央にコンパスの針穴が開いちゃってますが水で湿らせても塞ぎきらないので、どうせお地蔵さまの足に隠れてしまう位置でもあり、良しとします。あとは本体・光背を組み合わせるためのほぞ穴を作ります。本体の足裏にもほぞ(足駄)を付けなければ。余談ですが、台座の一番下の段・框(かまち)という部分。円形だと足が6個で八角形だと足が8個と決まっているのだそうです。本にはそういう事って書いて...

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