天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

好きじゃないことを知っているだけでいい

カテゴリ:魂の表現

フェルデンクライスのボディワーク時に井上さんからポロっとこぼれる言葉が、私には結構「おお!」となります。過日もこんな一言に静かな電撃が体を動かしている中で、気持ちよく感じる動きもあれば、これは好きじゃないなと感じる動きもあると思います。別に左右対称にならなくてもいいしその動きができるようになる必要もないので、「この動きは好きじゃないんだな」と知っているだけでいいです。相変わらず深みのある言葉です。...

続きを読む

お金持ちになりなさい

カテゴリ:雑記

過日、テレビで見た番組に札幌の不動産王という方が出演していて、こんなことをおっしゃっていたのです。お金持ちになりなさい。そしたら生活のための仕事をしなくていい。私はそれが心に沁みました。その方が伝えたのは、お金持ちになれば働かなくて済むという意味ではなく、主眼を生活のためではなく生きがいや社会貢献において快く働けるようになる、というニュアンスでした。本当にそうだと思いました。「お金持ち」だったら小...

続きを読む

怒っている時は何もしてはいけない

カテゴリ:魂の表現

故ティク・ナット・ハン氏の言葉です。彼はフランスを拠点に世界でマインドフルネスを提案してきたベトナムの禅僧でした。ベトナム戦争で仲間や大切な人を殺された経験を糧に説いています。ここ数ヶ月、実はある人に対して私的な件ですごく怒っていました。信頼してお願いしたのに!という怒り。でも、「怒っている時は何もしてはいけない、声を出すことすらも」という彼の言葉を思い出し、その間はその人に会わないようにしていま...

続きを読む

一切の生きとし生けるものは幸せであれ

カテゴリ:雑記

良いお年を、と書きながらその後もブログが更新されておりますが(笑)。これはブッダの言葉だそうです。私はこの言葉にとてつもなく優しいまなざしと深い慈しみを感じます。とても好きな言葉。今度は本当に、良いお年を。 この投稿をInstagramで見る Sorasaki Craft 天先案内人(@kjkeiko)がシェアした投稿...

続きを読む

自分が安らげる方法は自分にしか見つけられない

カテゴリ:魂の表現

私の作品を注文してくださる方は、深い悲しみや大切な者を失うことへの強い恐怖を抱えている方が多いように見受けられます。いつも、切ないね…と思いながらお話を聞いて(読んで)いるのですが、私は小仏さまを創るのが仕事で人の心のカウンセリングはできません。しかし、周りには優秀なセラピストが複数います。その内のひとりである友人の投稿を見て、さすがだなと思いました。お客様へ個別に紹介することはしませんけど、リン...

続きを読む

今日を生きる人

カテゴリ:魂の表現

90歳を迎えた仏像彫刻仲間(彫刻は引退)の松永さん。今も意欲的に小説を書いてます。おしゃべりしていたら、こんなことを聞かせてくれました。毎朝毎晩、かつて自分で彫った7体のお地蔵さまと、お気に入りの仏さまのカレンダー写真に手を合わせてお祈りするそうです。その内容が、「今日だけでいいの。今日をいっぱいに生きられますように、って。そして今日が終わったら、ありがとうございましたって手を合わせるの。」そうして...

続きを読む

誰も責めない暮らし方

カテゴリ:雑記

スーパーへ買い物に行きました。店員さんが棚の作業中で通路をふさいでいて、私はその向こう側へ行きたかったので「振り向いてくれないかなー」と思って、しばしその辺りの品をチェックしながら立ち止まっていました。遠回りするのが面倒くさくて(^^;そしたら後ろから来た年配の男性が「こりゃ行けないな」。そして「店員さん、ちょっとちょっと♪」とその店員さんに声をかけてくれました。その声のかけ方がね、すごく朗らかで軽や...

続きを読む

自分のとっての聖なるものに祈れば叶う

カテゴリ:魂の表現

信仰のある方は神や仏としてイメージしやすいと思います。人智を超えた存在、聖なる者、完璧な美しさと力を持つもの。佐川奈津子さんのお祈り手法では、祈る相手は神仏に限らず、その人にとって疑いなく信頼でき素晴らしいと感じる存在にしましょうとされています。だから大いなる自然でも宇宙でも天使でもOK。先日、動物仏さまのご注文者さんとやり取りする中で、素敵だなと思ったのがこんな話です。その方はピンチになると亡き愛...

続きを読む

仏像彫刻を一般社会へ普及させた人の言葉

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

「仏像彫刻の技法」という本にある松久宗琳氏の言葉に感動しました。=はじめに=日本の心を求めて<仏像>にあこがれ、自らの手で<仏像>を彫ろうと志す人々のため、また<仏像>はどのようにして作られていくのか、その伝統の技法を探ろうとする人々のために、わたくしたちが日賀出版社のお需めにより『仏像彫刻のすすめ』を初めて世に問うたのは、昭和48年4月のこと。(中略)<仏師>といういわば“閉ざされた世界”のなかで、...

続きを読む

手塚アニメの中の白衣観音

カテゴリ:習作

GYAOで手塚治虫原作の「どろろ」を31日まで配信中です。私は原作は読んだことがなかったのですが、今回GYAOで初めてアニメを観ました。そして感動し、最終回はもう5回観てます。なんて美しい物語だろう。そして、なんと深い物語だろう。それが感想です。幾重にも重なったそれぞれの人生において、魂の救済を描いた作品だと思います。主人公はどう見ても「百鬼丸」なのにどうしてタイトルは「どろろ」(百鬼丸と共に旅をする子供)...

続きを読む