天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

レクイエム

カテゴリ:非販売品

亡きクラスメイトS君のお母さんに送りました。私はお盆に開催されたクラス会の幹事でした。今回は参加者の中にカメラマンがおりまして、みんなの写真を素敵に撮ってくれました。お盆でもあり、「クラス会やるよ」とS君の実家にも葉書を出していることもあって、S君も来ていたんじゃないかなと思うのです。だからみんなの写真と小地蔵さんにその言葉を添えて送りました。送るまでかなり悩みました。亡くなったS君とは仲が良かったわ...

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仏像の入手先

カテゴリ:SHOPのあれこれ

仏像が欲しい人は知り合いに仏像彫刻をやっている人がいないか探してみてください。特に定年退職した年頃の男性は、意外とやっていたりします。独学で彫っている人もかなりいるはず。つてをたどればきっと1人や2人は見つかるでしょう。お寺に寄贈された仏像を見かけたら住職に聞いてみるといいですよ。仏像彫刻をしている人たちの間では大切な者が亡くなったとき、「仏像を棺へ入れてやる」ことも結構普通に行われているようで、話...

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地蔵菩薩立像 小造り

カテゴリ:習作

やっと小造りも終わりに近づき、本体の先が見えてきました。あとは足指を作って、顔(目)を完成させ、手を接着し、全体仕上げ彫りしてきれいにします。仕上げは「薄皮を1枚剥ぐように(参考書より)」全体を削り、表面を滑らかにきれいにする作業です。現在、表面は結構汚れてます。粗彫りの写真から4ヶ月は経っていると思われますがこうして写真を見るとろくに進んでいないようにも見えます…。いや、頑張ってるつもりなんだけど...

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仏像的美意識

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

子供の頃、仏像が苦手でした。一番は男か女か分からないこと。気味悪いと思いました。自分の中の認識に当てはめて分類できないことに対し人間というのは不安を感じるそうです。だから今は、生物というものが一概にオスメス・男女に分類できるものではないと知っているから平気です。それどころか性別に囚われない自由を感じます。もうひとつは仏像的な美が受け入れ難かったこと。西洋的な美にさらされていた少女には「腹が出て」い...

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流血その後

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

過日の写真(開封注意)を見た友人の皆様から「あれは事件現場の写真ではないのか」との声が(笑い)。ご心配をおかけしました。今回は妙に傷の治りが早くてですね、1週間後には傷がふさがっておりました。「トカゲか、自分」と思わず一人ツッコミしちゃうくらい。あの流血は幻だったのかと思いましたよ。傷口を押すとまだちょっと痛いですけど、生活に支障なく治癒してくれました。防刃グローブも注文してあります。今までも夫に...

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電動彫刻刀

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

電動彫刻刀なんて物を自分が使うとは思ってもおりませんでした。が、しかし。使ってみれば何と重宝な道具でしょう!実は手の関節に問題を抱えておりまして、というか腱が傷みやすい体質で、毎日彫刻をするようになったらあっという間に傷めてしまいました。家事をするにも生活するにも彫刻するにも支障あり。彫刻刀を押して削る動作をすると痛いし、朝起きると固まって動かない時期も…。木口周辺(頭頂部)の硬い部分の粗彫りが特...

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湯上りかあさん

カテゴリ:非販売品

リボンを頭に引っ掛けてみたらこんなことになりました(笑)。あんまりいたずらして罰が当たったら困るんで、この辺で。...

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刃物にケガは付き物…か?

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

久々の大出血。というか今までで最大量の流血沙汰。左手親指と人差し指の間を切ってしまいました。太めの血管を傷付けたのか、なかなか血が止まらず。でも神経の少ない場所のようで痛みはあまりありません(指先切ると痛いんだよね~)。今回は出血がひどかったのでゴムで手首を、指で患部を圧迫し、胸より上に手を上げて止血。片手で止血する作業も大分上手くなりました(笑い)。止まるまでの時間、ひたすら血管壁が修復されるイ...

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J's Kojizou

カテゴリ:自分で作る仏さま

友人が作りました。台座は私が作ったもの、また胡蝶蘭は友人が育てているそうです。復数日に渡る長時間をこのために用意してくれて、木取りを除いた、全工程の8割を友人自身がこなしました。私は仕上げで少し手を貸したくらい。慣れない彫刻刀を使い、神経をめぐらせる細かい作業を長時間したからさぞ疲れたことでしょう。木彫は初めてなのに、元々丁寧な性格のこともありきれいな仕上がりです。表情もとても良いでしょ。顔が単純...

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