天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

身延町のあけぼの大豆

カテゴリ:雑記

毎年10月になると身延町(山梨県)まで枝豆収穫に出掛けます。身延の一部地域で守り育てられてきた在来種の曙大豆という品種がありまして、その枝豆を自分で収穫できるのです。大粒でとても美味しいけれど生産量が少ないので市販はされていません。夏の終わり頃からHPを開いては生育状況をチェックして楽みにしています。枝豆収穫は1人1000円で1.5kg、うちは2人で3kg採り、1週間で食べ切ります。この間、米の消費が減ります(笑い...

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やはりダメだった…

カテゴリ:習作

指先だけ木材を追加した瑠璃観音。ボンドを付けた部分はしっかり固まってもその下の木目が割れる方向になっているため、彫刻刀で力を掛けるとはがれるように割れてしまいます。固定面積が狭いので仕方ないかなと。これがもっと広い面積で固めるなら大丈夫なのでしょうけど。というわけで、手首から切り落として付け替えることとしました。本当は壺を持つ左手も作り直して付け替えたい気はするのですがそうするといつまで経っても終...

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座布団一丁

カテゴリ:SHOPのあれこれ

裁縫は面白いと思うけれども技術的には初級です。とりわけ手縫いは…ね。それでも、得意とは言えないながら必要に応じて必要な物を作ったりします。小毬ちゃん付属の座布団も、決して好んでやっているわけではなく、ただ小毬ちゃんにはこれが合うから・必要だから作っています。これがなかなか難しい作業でして…私には。金襴という生地は扱いが難しいですね。人から譲り受けた雛人形の工房で使っていた金襴は見た目だけでなく生地も...

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苦労に見合った輝き

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

仏像彫刻ではケヤキというのはあまり使わないと思います。理由は、堅すぎて彫るのが大変だからだろうと。彫刻刀では刃が欠けます。それより丈夫なノミでも欠けます。彫るにはかなりの根性が要る材だと思います。大黒柱がケヤキのイメージです。堅くて丈夫。艶があってつるっとした外観。教室で、ケヤキで仏像を彫っている方がいました。やはり堅くてノミの刃がボロボロになってしまい、彫るのには非常な苦労をしていました。ですが...

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苦しみを幸せに変える人生を

カテゴリ:雑記

NHKのあしたも晴れ!人生レシピという番組で、とても心に響く内容を放送していました。カトリックの尼僧である鈴木秀子さんによる活動を紹介したものなのですが宗教の枠を超えて、人の心をほぐし力を与えるものでした。娘さんを自死で亡くした方の、自分も死んだような生活から立ち直って今を語る言葉がまた深いものでした。そして鈴木さんの言動に救われた人が今度は別の人を救う、そんな循環が成り立っています。私は海外ドラマ...

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突き指ですか

カテゴリ:習作

とうとうやってきた指修復。覚悟を決めて取り掛かりました。まずはくっつける面を双方削り平らにし、ボンドを塗って半乾きになるまで待ち(接着力が上がる)、手で圧着。翌日、保護していた包帯をとったらこんなでした。痛みますか?球技をやっていた私には懐かしい感じが(笑い)。うまくいくかなぁ。これでダメなら手首の飾りの部分で切り落として付け替えるのですが。先生が「手首から付け替える方が楽だよ。指だけ付ける方が難...

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職人と呼ばれたい

カテゴリ:SHOPのあれこれ

自分の職業をどう表現しようかと前々から考えております。木彫家が一番ベーシックに思えるのだけど、木彫全般をするわけではないのでそれだと広すぎるようにも感じるし、仏像制作家というのはおこがましい。なんたって作品は簡易な形のチビッコなのでこれを仏像と呼んでいいものか。心は「仏」のつもりなのですが。あ、仏師ではないです。仏師は修行・下積みを経て仏を彫る魂と伝統技能を継承する職人。私にはなれないけど、ちょっ...

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