天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

瑠璃観音 本体とりあえず完成

カテゴリ:習作

この数ヶ月間一体何をしていたのかと思うでしょうが、何もしてなかったんです(笑い)。他にやる事が山ほどあって趣味の仏像を彫る余裕がありませんで…。もうこれで完成としちゃいましょうと決めました。これはもう完成しないのではないかと思ったこともあるくらいなので、終わらせることができただけで上出来です。あと、もう少し表面をきれいにしたい所がありますので、もうひと手間ではありますが。問題の指ですが、手首から切...

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「やってみたい」と「やりたい」の違い

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

好奇心は強い方でして、やってみたいと思う事は多々あります。「やってみたい」と「やりたい」の違いについて考える機会がありました。私が思うに、「やってみたい」は純粋な好奇心から、自分に合うかどうか面白いかどうかも分からないけれど興味があるから試してみたい・体験してみたい時で、「やりたい」は自分に何らかの確信がある時。以下、趣味の場合で考えてみました。私は「やってみたい」場合なら、できるだけ手近な道具で...

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鑿(のみ)より彫刻刀

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

仏像彫刻をやっていると話すと、「鑿でカンカンやって作るんでしょう?」と言われることがよくあります。が、しかし、私の場合、鑿はほとんど使いません。最初の木取りで使うかどうかくらい。鑿で削るイメージというのは仏師の方が仏像を作る映像から来ていると思うのですが(私も実はそう)、あれは作品が大きくて削る面積が大きいから鑿を使うのだと思います。私が扱うよりずっと大きな、時には見上げるほどの木材を、鑿を叩いて...

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千年の時間

カテゴリ:雑記

先に書いた若狭歴史博物館から数kmの所に若狭姫神社があります。そこに樹齢1000年の杉があるのですよ。博物館の仏像と同じ時代に命を宿した杉が、共に今も存在しています。今から千年後という時間を私は想像できないけれども、昔の人たちは先のためより今この瞬間に必要で大事な物としてそれらを大切にしてきたのでしょう。その結果、1000年後に遺された宝となりました。千年杉の存在感たるや、驚きです。長生きというのはそれだけ...

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若狭の御仏

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

福井県小浜市にある福井県立 若狭歴史博物館には平安時代の仏像が展示され、触れそうなほど間近で見ることができました。地域で大切に守ってきた1000年前の木造仏をこうして眺められるのだから、すごい話だなぁと。昨年散々見た慶派(運慶・快慶など)の仏像より前の時代ですから作風は違いますが、たおやかで優しい仏さまが多かったように思います。展示内容は入れ替えがあるそうです。唐(中国)から流れ着いたとされる仏像(写...

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上原英子さんのジャパン・アート・セラピー・ツアー2018

カテゴリ:雑記

今年もカナダ在住のアートセラピスト・上原英子さんが日本各地で講演・講座・個人セッションを開催します。日程はこちら。今回も興味深い内容盛りだくさんです。例えばこんな感じ。『許せない自分を受け入れる。こだわりを捨て自分を慈しみましょう』『アドラー心理学でネガティブな気持ちを手放そう』『自分がされて嫌だったことを、無意識に子どもにしていませんか?』『仕事のストレスの大半は、ズバリ人間関係!』『アート・セ...

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情報断食

カテゴリ:雑記

朝起きてまずするのが「友人が何をしているか覗くこと」って、暮らし方としておかしい…。実生活で同じことを行動したら、「隣は今何してるか」なんて覗くのが習慣だったら「おかしい」人で「気持ち悪く」て通報されかねません。そう気付いてから、情報断食中です。といってもネットには接続するし必要な事はします。ただ他人の動向は意識することなく、とても快適です。SNSありきで育つ今の子たちは、大変だね。自分にとっては必要...

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