天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

中古の彫刻刀

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

初めて中古の彫刻刀を買いました。重要な刀はもう揃っているのであとはたまに使う頻度の物が欲しくて。中古なら新品では手に入れにくい商品が買えたりします。手間は余計に必要となりますけども。今回は丸刀と印刀目当てに。たくさんは要らないから数本単位で出されている物で、新品だとちょっと高めの(切れると定評がある)刀を探して1年くらいチェックしてました。サビが心配だったものの私でも何とかできるくらいの状態で、良...

続きを読む

他者はあなたを満足させるために存在するのではない

カテゴリ:雑記

先日の岸見一郎さんの講演を聞く中で、「ホントそのとおりだよ。あの人たちに聞かせてやりたいね」と思ったのがこの言葉。どの人たちかは内緒(笑い)。たとえ我が子であっても、他人を自分の思うとおりに動かすことはできない。自分の思いどおりにできるのは自分だけ。他者はあなたを満足させるために存在するのではない。あなたも他者を満足させるために存在するのではない。他者が望むとおりに行動していたら自分の人生は無くな...

続きを読む

小泉八雲の紙芝居

カテゴリ:雑記

仏像彫刻仲間が紙芝居をやっているのです。焼津市の静岡福祉大学にて高橋五山(教育紙芝居開拓者)生誕130年展示企画のオープニングイベントとして雪女を演じるそうです。雪女原作者の小泉八雲は焼津市に滞在もしていたとか。その他、3ヶ月の間、紙芝居関連の展示をするみたいですね。紙芝居は9月28日(金)13時から静岡福祉大学の図書館多目的室(管理棟2階)にて。私もお邪魔します。どう演じたら怖いか研究し続けている様子なの...

続きを読む

傾きに気付く時

カテゴリ:SHOPのあれこれ

注文後制作について、ずっと悩んでいます。小さな仏さま作りを「仕事」として認識して以降、「暮らすこと」から小地蔵さん達が分離してしまいました。それだけならまだしも、特にオーダーメイドに対しては、自分で自分にとんでもないプレッシャーをかけてしまって。期日(といっても私が心の中で決めるのだけど)までに仕上がるだろうか、更には注文してくれた人が納得して気に入ってくれる物が作れただろうかと考えるだけで、心拍...

続きを読む

自分の考えと違うからって恨むなよ

カテゴリ:雑記

朝日新聞に掲載された故 翁長沖縄県知事の言葉。どれだけ深い苦悩であったか。どれだけ深い思考であったか。しみじみと考えました。自分の考えと違うからって恨むなよ。同じウチナーンチュ、心はみんなわかっている。心は同じでも立場が違えば、状況が違えば、選択は違う。でもだからって恨むのは…それも違う。沖縄県知事選、始まりましたね。何を選んでも沖縄の人々が分断される、そのことがとても哀しい。それはそもそも、選択肢...

続きを読む

なぜ仏像の目は半眼なのか

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

今日の朝日新聞別紙 be on saturday で、宗教学者の山折哲男さんが「見る者をおびやかす不思議な目」としてコラムを書いていました。日本の仏像にはなぜ半眼が多いのか、と考える前に私は仏像ってそういう物だと思っていたので、他国の仏像が開眼または閉眼であると知ってびっくり。日本特有ですか。へえ~。(前略)半眼系のホトケが圧倒的に多いのであるが、それが開眼や閉眼のホトケたちよりもはるかに威厳があり、しかも美しい...

続きを読む

びわ湖長浜 KANNON HOUSE

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

東京・上野にこんな場所があるんですね。知らなかった。滋賀県長浜市の観音さまたちを順番に展示しているそうです。長浜って、本当にたくさんの、趣ある仏さまが守られてきた地域です。現地で見学すると地元の方達が心から大切に思っているのが伝わってきます。HPに書かれているように、観賞のための造作物ではなく、人々が共に暮らし心の拠り所とする存在としての仏像でした。また滋賀県は京都に隣接し、自然豊かで、仏師が居を構...

続きを読む

金継ぎ講座@静岡市

カテゴリ:雑記

静岡市与一にある 器のギャラリー光 の店主・恵子さんとは仏像つながり。同じ名前のよしみでもあります。そのギャラリーで金継ぎ講座をやっているそうです。興味のある方はぜひどうぞ。器のギャラリー光静岡市葵区与一5丁目21番28-3TEL/FAX 054-270-8317開廊日:日・月・火曜日 12時~18時繕い教室(金継ぎ):第2・4土曜日 14時~16時 ...

続きを読む

うれしそうな仏さん

カテゴリ:販売作品

毎回感じるのですが、小地蔵さん達って行き先が決まるとすごくうれしそうなのです。やる気満々なこともあれば、ウキウキしているときもあり、とにかくうれしそう。いえ、私がそう感じるだけで実際は何も起こっていないのですが。発送のため箱詰めする際に、私はこう語りかけます。「〇〇さんの所へ行くんだよ。〇〇さんのためになってね。頑張って!」その時に、うれしそうな感覚を受けるのです。もちろん、注文制作で最初から行き...

続きを読む

人生というのは、やりたいことができなくなった時が出発点

カテゴリ:雑記

ドリフターズの仲本工事さんがインタビューで語った言葉が、いいなぁと思いました。やりたいことができてもできなくても、どちらも実になる時間なんだなって。私は「8時だョ!全員集合」時代ど真ん中ですから、こういう裏話はやっぱり楽しいです。―― 10代のころにやってた体操が、意外なところで役に立ちましたね。【仲本】 いや本当にね。人生というのは、やりたいことができなくなった時が出発点だと思う。ずっと体操をやって...

続きを読む