天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

瑠璃観音の台座完成

カテゴリ:習作

教室で1ヶ月ぶりに彫刻刀を持ちました。指の治りは…まだまだ。細かい作業ができないのですがとりあえず框(かまち)の足は完成。力を入れられないから進行が遅いこと遅いこと。台座完成といっても、まだホゾを彫らないといけないんですけどね。足にゲタを履かせるのでそれを固定するための溝です。白衣観音の時はこんな感じでした。今の手の状態では溝彫りが難しいので先送り。光背も細かい作業になるので先送り。爪が完全に生え変...

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入口は違っても

カテゴリ:趣味の手仕事

6月にお邪魔して以来、次はいつ行こうか虎視眈々と狙っていたぽちの和@相模原 木彫り同好会。忘年会へ突撃いたしました。そして散々楽しんでお土産までもらった挙句、写真すら撮っていないことに、ブログを書こうとして気付きました。いや、飲んで食べてしゃべるのに忙しかったんです(笑い)。宴会の様子はぽちの和ブログにてどうぞ。でね、不思議な感覚に陥ったのです。その日参加していた木彫経験者は私を入れて3名いて、それ...

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得の高い魂ー若くして亡くなることに思う

カテゴリ:雑記

ブッダはこんなことを言ったそうです。「生きることは苦行である」と。仏教とは別の話で、人間はその苦行をして魂を磨くためにわざわざこの世界へ肉体を持って生まれてくるのだと聞いたこともあります。それで改めて思うのです。幼くして・若くして亡くなる方の魂というのは、苦行をする必要のないほど徳の高い魂なんじゃないかなって。彼らの魂はきっと、修行をするためではなく周囲に何かを与えるために生まれてくるのだと思うの...

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女はしゃべって乗り越える、男は…

カテゴリ:雑記

以前、仏像仲間の先輩から聞いた言葉をしみじみと感じる機会がありました。それは、人生の伴侶を失くした時、「女はしゃべって乗り越える。男は黙って朽ちていく」。先輩曰く、女性は連れ添いを失って尚強くなり、男性は弱っていく人が多いのだとか。確かにその傾向は強いかも。女性の多くは辛いことも悲しいことも悔しいこともみーんな、しゃべって泣いて笑い飛ばしてやがて前を向いていきます。でも男性は感情を表現するのが苦手...

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スタンドルーペLEDライト付!

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

怪我をする前に注文して入荷待ちしていた机上型の拡大鏡が、怪我後に届きました。それから2ヶ月近く、箱のまま置いてあったのですが初めて使ってみました。自分の指を見るのに。いいです。すごーく。レンズ裏に照明が付いて、暗い所でもはっきりよく見えます。作業の邪魔にならない形状も予想通りでした。天気の悪い日や日没後などに作業したい時、暗くてよく見えないのです。家には卓上照明がないので、いや違う、ホームセンター...

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目の見えない鍼(はり)医さん

カテゴリ:雑記

10歳の時、ひどい捻挫をしました。実家の菩提寺が近くにあり、その山門へ登って遊んで、というか高い所から周囲を眺めておりました。高さ2.5mくらい、バスケットゴールと同じくらいの高さ。そのてっぺんに乗るのが好きでした。そろそろ帰るかと飛び降りた時にスカートがひっかかり、着地のタイミングがずれたのです。それまでも散々飛び降りて平気だったのに、タイミングがずれるとこうなるんですね。捻挫して、痛みのあまり足を着...

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