天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

少しずつ動き始めたいが…

カテゴリ:SHOPのあれこれ

オンラインショップ・Creema 共そろそろ在庫切れが増えてきまして、作って補充したいなぁと思いつつ、なかなか思うように手が動かなくてもどかしい毎日です。以前と比べたら手の機能的には50%くらいかな。それでも、彫りたいなぁ。現状で彫り始めるなら機械の力を借りないと難しい。粗彫りではミニルーターを導入することも考えています。できる事なら全て手作業でやりたいですが、それをしたら手が完全に壊れそう。指先に力を入...

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否定語で感謝を述べるのは何故

カテゴリ:雑記

最近の言葉遣いですごーく気になるのが、「感謝しか無い」という言い回しです。なぜかと言えば、「しか無い」は否定語だから。以下、あくまで私の感覚で述べております。「~しか無い」は、他の可能性や選択肢を否定する言葉だと思います。「こうするしか無い」「残りはこれだけしか無い」といった風にちょっと切羽詰まった感じもあったりして。あまり印象は良くありません。TVインタビューで「両親には感謝しか無い」という言葉が...

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形の先にあるもの

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

東寺展の帝釈天騎象像を見ながら思いました。私はこれを見てどこに美しさを感じるのだろう。形…だけではないよね、きっと。もちろんこの形は好みだし、素晴らしいと思うけれども。東寺展HPより拝借子供の頃、いつも思っていました。なぜ大人は成績とか体格とか表面しか見ないのだろう、なぜその人(子)の中身を見ないのだろう、と。やがて成長して10代に入ると、それは大人だけでなく同年代の子でも同じだと気付きました。表面し...

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趣味で最も重要な事

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

仏像彫刻をやってみたいけど、「絵心がないから」とか「そんなに上手くはできないから」やらないという理由をしばしば聞きます。その他、「自分には仏像を彫る資格がない」というのも。一度やってみればいいのにー。その好奇心がもったいない。絵心は関係ありません。絵は平面、彫刻は立体。しかも自分で作図するわけじゃないから。仏像彫刻はただひたすら基本の作り方と下図に忠実に作っていくのみ。反復練習して経験を積むことが...

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試してみたら…

カテゴリ:雑記

北米在住の友人知人を見ていてすごいなと思う点のひとつに、トライ&エラーがあります。やりながら考える。まずやってみて、上手くいかなければそこで一旦立ち止まり軌道修正してまた進む、というやり方です。失敗を失敗のまま終わらせずに次への糧とする進み方だと思います。また、人間関係で間違いを犯してもやり直すチャンスをもらえます。日本だとエラー(失敗する事)自体を許さない風潮があり、トライすらしない、成功する確...

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青春18きっぷ

カテゴリ:雑記

この春、二十数年ぶりに青春18きっぷを使いました。JRの普通列車のみ1日あたり2370円で乗り放題となる切符です。乗り降り自由、と思うだけでワクワクします。1回目が先に紹介した宇宙ミュージアム-木組み美術館-山種美術館のコース、2回目が上野公園で びわ湖長浜KANNON HOUSE-上野東照宮-東京芸大アートプラザ-黒田記念館-東京国立博物館のコースでした。トーハクは今、東寺展をやってましてそれをメインに。びわ湖長浜KANN...

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まぶたに浮かぶその顔は

カテゴリ:習作

去年くらいから、ふとした瞬間にある仏さんの顔が目に浮かぶようになりまして。手は頬の辺り。にこやかに微笑んでいます。その微笑みはまばゆく光を放っています。観音さまだよねぇ。これ、誰?トーハクで大法恩寺展を見た時、最後の部屋で如意輪観音を見つけて「これか?」と思いました。すごく好きな顔立ちで微笑んでいたのですけどね、近い感じだけどこれじゃない。その後、京都・広隆寺の弥勒菩薩を写真で見て「うーん、すごく...

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たとえ神仏の求めであろうとも

カテゴリ:販売作品

以前から広報部隊を連れ出して皆さんに見てなでてもらっているわけですが、時々こんな言葉をかけていただけます。「私、この子に呼ばれてる」「前に見てからずっと気になってた」「この子が目に浮かぶ」…その「この子」がこれ。たもとに節の跡が残ってしまい販売する商品とはせずに残留しました。友人たちの夢や瞑想にも時々出没すると聞いてます。私の代わりに会いに行ってる?さて、見えないものと話せる人や感覚の敏感な人には...

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木組みのワンダーな世界

カテゴリ:雑記

山種美術館、宇宙ミュージアムTeNQと紹介してきましたが同日訪れたもう1軒が木組み博物館。日本の伝統技術である木組みによる工法の実物模型展示と、触ってばらして組み立てて体験できる空間です。梁の模型 すごく複雑今でも寺社に使われている木組みの技術は、金属を使わず木材だけで十分な強度と耐久性を実現できる素晴らしいもの。しかも実際に自分で組み立ててみるとその面白さにハマります。何でしょう。立体のパズル感覚かな...

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死んだらやりたい事がある(あった)

カテゴリ:雑記

自分が死んだ際には宇宙の果てへ行こうと決めていました。肉体があるうちは行けないけど、魂だけになったらどこへでも行けるだろうと。宇宙の果てには、この宇宙が138億年前ビッグバンによって生まれた当時の「始原の宇宙」が存在するそうです。ハッブル宇宙望遠鏡以降、それらが映像として示され視覚として認識できるようになりました。その始原の宇宙には生まれたばかりの銀河がいっぱい詰まっているのです。写真を見て、天体好...

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