天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

ゆずからの合図

カテゴリ:雑記

明け方、トイレに起きた夫がゆずの爪を噛む音を聞いたそうです。2階から階段を降りる時と、トイレに入っている時。ゆずがいた犬ベッドの辺りから。1階には夜中に音を立てるような家電も装備もありません。「気のせいかな」と言う夫に「ゆずからの合図だよ」と答えました。だって私、「ゆず、近くにいるなら分かるように合図して」といつも祈っているから。「信じないともう合図してくれないかもよ」とも言っておきました。自力で立...

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真理を信仰する

カテゴリ:魂の表現

ゆずを火葬する前、ゆずのことを可愛がってくださった知人の方々にも声をかけました。家族以外が近寄るのを怖がるゆずは、直接触れ合うことが生前難しかったから、体が無くなる前に近くでお別れしてもらえたらうれしいな、と。その中で、「宗教上の理由で難しい」と言われた方がいて、びっくりしました。ただ犬を火葬するだけなのに宗教が関係するの??????今まで普通に会っていたのに、最後のお別れだけは宗教が引っかかって...

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四十九日の概念

カテゴリ:魂の表現

ゆずの体を火葬し骨を粉砕加工してもらって、今はそれが骨壺に入っております。私はすぐに庭へ埋めるつもりだったのだけど、夫がまだ手放せないようなので、四十九日の区切りを付けるまで待つことにしました。私にとってこれは、亡骸の残渣。私の可愛いゆずは、こんなリン酸カルシウムの塊なんかじゃないんです。お骨を粗末に扱うつもりは全くなくて、丁寧に大地へ還す予定ですけども、もはやこれは私の可愛いゆずではないのです。...

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生きることを楽しむ

カテゴリ:魂の表現

ゆずが最期まで、栄養摂取にならないゴハンをおいしそうに嬉しそうに食べていたのは、ただ食べることを楽しんでいたのだと書きました。そして気付きました。私もそうすればいいのだと。ゆず自身がゴハンを食べることを楽しみにしていたのは明白で、そうしたかったからそうしていたわけですけども同時に、私に見せてくれたのだと思うのです。ともすると、人のため、社会のため、○○のため、と使命感に力み過ぎて動けなくなることがあ...

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仙人の時間

カテゴリ:販売作品

ハムスターたちの多く(ある日突然逝ってしまったコ以外)は、終末期最後の時間になると食べ物をほとんど食べず、ヨーグルトからわずかな水分だけを摂って生きていました。好物は頬袋に入れて持ち帰りはするけど食べてないんです。元々が小さくて食べる量が少ないのにそれがほとんど無くなって、なぜこれで生きられるのだろう、よくこれで生命を維持できるなぁといつも不思議でした。まるで霞を食って生きる仙人。ゆずは最後までゴ...

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家族(人間)の介護は難しい

カテゴリ:魂の表現

ゆずの介護をしていた時、夫とこんな話をしました。人間の家族を介護するのって、介護サービスの無い大型犬を看取るよりずっと大変だよね。私も夫も親の介護はしていません。父親は早い段階で病院で亡くなり、母親は施設入所(私の母は死去、義母は存命)。もし母親を自分が看るとしたらこんな穏やかな気持ちで接することができるだろうかと自問自答したら、即答で「無理」と返ってきます。人間相手だと、余分な感情が生まれるんで...

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匂いで合図する

カテゴリ:魂の表現

ゆずの匂いが好きでした。体をクンクン嗅いで「この匂い好き」とやっていると迷惑そうな顔をしていました。ふとした瞬間に、ゆずの匂いがすることがあります。ほんの一瞬。はっとして周りを見ます。そんな時はきっと、「ここにいるよ」と合図しているのだと思います。すぐそばにいるよ、って。ハムスターの時にもたまにありました。それは敷き藁の牧草の匂いだったり、個々の特徴的な体臭だったり。ああ、そばにいるんだなと思いま...

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一体一体が特別な存在

カテゴリ:SHOPのあれこれ

青色申告をするために伝票の整理をしています。発送票をチェックしながら、たくさんの仏さまを彫らせてもらったんだなぁと感慨深くしみじみしました。ゆずの余命が点灯してからの1年です。「あとは家で看取ります」と通院を止めてから、まさかここまで復調して長く頑張ってくれるとは思っていなかったですが、その中で平静を保てたのは仏像彫刻のおかげでもあります。特に、人様へお届けする仏さま・慈母像に対しては自分をクリア...

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介護者が整っていてこその介護

カテゴリ:雑記

1年前から、フェルデン・クライスというボディワークで体を整えています。前から興味を持っていたのに体験できなかったのが、近くにプラクティショナーさんを発見して。坐骨神経痛から始まったボディワークは、ゆずを無事に看取るための私の整体となりました。今や痛みもなく(疲れや張りはあるけどね)、ゆずを抱えて歩いた日々でも私の体は良く働いてくれました。Sacchiの井上さんには心から感謝しています。もちろん自分の体に...

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大切な者からの愛を受け取る

カテゴリ:魂の表現

毎朝、アファメーションを書いています。最近はアファメーションだけでなく感謝を述べたり希望を記したりする雑記になってますが。ゆずの旅立ちに際して、沢山の人から愛と思いやりをいただきました。それに対してひとつずつ感謝しました。友人知人、SNSフォロワーさん、家族、親族、地域の人、そしてゆず自身にも。それから、「私を愛してくれてありがとう」とゆずを思いながらお礼を書きました。その瞬間、ゆずの笑顔が鮮やかに...

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