天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

キワで輝け

カテゴリ:魂の表現

今日で私にとっては激動の令和3年度が終わります。新しい日々を明日から積み重ねていきます。さて、インスタでにじのなおみさんがナイスな提案をしてくれました。端で輝く。何の端かと言いますと、多数派・メジャーでないところ、少数派・マイナーなところである端っこ。キワ。NHKの「ブラタモリ」でたもりさんがよく言ってますね。キワが面白いんだと。ここでは、自分を偽らずにいられる場所で自分を発揮しよう、という提案です。...

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手塚アニメの中の観音さま2

カテゴリ:雑記

先日、「どろろ」に出てくる白衣観音について書きましたが、それとは別の観音像で気付いたことがありました。それは主人公・百鬼丸の母が拝んでいる首のない観音様。赤ちゃんを抱いているから子安観音かな?首が落ちる前のお顔が、「第十三話 白面不動の巻」に出てくる仏師の彫る菩薩の顔と同じでした。白衣観音とは姿を描き分けてあるので、意図してこのお顔に描いたものと思われます。こうして並べてみるとよくわかります。上が...

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小地蔵さんと共に成長していく

カテゴリ:販売作品

今まで複数体の小地蔵さんを迎えてくださったお宅で、娘さんが自分用の小地蔵さんを欲しいと、今度はSmile Makerを迎えてくださいました。願掛けキットも付けて、小地蔵さんに願い事をしながら共に成長していくんだなと思ったら、とてもうれしくなりました。しかもSMさまですからね。きっと笑い豊かな道のりでしょう。母と娘の小地蔵さんとそれを見守るおじいちゃんの小地蔵さんこちらのお宅は、最初は臨終の際にあったお父様の道...

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無価値感を減らす

カテゴリ:魂の表現

彫った作品が評価されればされるほど、私の中で「仏像を彫っている自分」の価値が高まりました。それと同時に、「仏像を彫っていない自分」の価値が相対的に下がりました。仏像を彫っているかどうかで自分自身の価値に差ができてしまったのです。それでどうなったかというと、彫れなくなりました。そうして、しばらくは己の中にある無価値感と向き合っていました。他にも懸案事項が重なって、なかなか苦しい心境にもがいておりまし...

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やっぱりシェパードが好き

カテゴリ:雑記

骨の埋葬に先立ち、ゆずのドライフードやペットシーツなど、お世話になったクライナー・ハイネの佐伯さんに渡しがてら、犬たちに触らせてもらいました。シェパード4匹のパワーはさすがです(笑)。←楽しかった写真は、グループレッスンに参加していた頃のもの。レッスンが終わるとシェパードのお嬢さんたちは連れ立って(というか自然と同じ人の前に集合して)、おやつを持っているよその飼い主さんの前で、訓練済みの犬らしいビシ...

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地獄はこの世のもの

カテゴリ:魂の表現

仏教だと、この世で悪いことをすると死んでから地獄へ堕ち、永遠に苦しみ続けると言われます。だから今をまっとうに生きろ、と。でも私は、地獄ってあの世じゃなくて今生きているこの世にあると思います。それは、亡き母を見ていて強く感じました。認知症に脳出血が加わってしゃべれなくなる前の母は、生き地獄にいたと思います。それは、誰かが悪いわけでなく、母が選んでそれを作りその状態に居続けました。自分で作った地獄のよ...

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己の魂を救うことで大切な誰かを救える

カテゴリ:魂の表現

先日に引き続き、手塚作品「どろろ」の話。第1話から最終回まで何度も観て、気付きました。主人公・百鬼丸の母、弟、育ての親、そして百鬼丸自身。最終回では誰もが己の素直な心に従い、満たされない心や後悔を認め、深いレベルで真に自分の魂が求める行動を取ることにより、自分が救われ、そしてそれが大切な誰かの魂を救っている。誰かを救いたいと思うなら、まず自分を救うこと。それは浅い表面的な「救い」などではなく、魂の...

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また巡り会うまで

カテゴリ:雑記

粉にしてもらったゆずのお骨を庭へ埋めました。ちょうど四十九日の時期がお彼岸と重なって、「計算ずく?」と夫と笑いました。3月に入った頃には夫もゆずの骨を手放す心の準備ができ、また私は逆に元々執着のなかった骨に対してこれ以上長く持っていたら感情が移ってしまって手放せなくなると思われたので、双方にとって良いタイミングだったと思います。ゆずの体は、火葬の時に水素・酸素・炭素は水分と二酸化炭素として大気へ還...

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手塚アニメの中の白衣観音

カテゴリ:習作

GYAOで手塚治虫原作の「どろろ」を31日まで配信中です。私は原作は読んだことがなかったのですが、今回GYAOで初めてアニメを観ました。そして感動し、最終回はもう5回観てます。なんて美しい物語だろう。そして、なんと深い物語だろう。それが感想です。幾重にも重なったそれぞれの人生において、魂の救済を描いた作品だと思います。主人公はどう見ても「百鬼丸」なのにどうしてタイトルは「どろろ」(百鬼丸と共に旅をする子供)...

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豊かさの定義

カテゴリ:魂の表現

夫と2人、ゆずがいない宿泊を11年ぶりにしました。西伊豆の宿は予約が取れなかったので行先変更。動物の温もりに飢えている私(笑)を気遣って動物園をコースに入れてくれたり、夫には心から感謝しています。ゆずがいないと宿探しも立ち寄り先選択もだいぶ簡単だし、旅行の行程でも余分な手間はなくて楽です。例えば、足の悪かったゆず用スロープ(10kg)の上げ下ろしとか、巨大なケージ搬入搬出とか、ゆずを拭いてきれいにしてか...

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