白衣観音合掌 小造りに入りました
一人じゃ何もできない粗彫りを終えて、何とか次の段階へ。ざっと顔もできましたがこれは、仕上げが終わる頃には変わっているはず。あくまでもざっとの造りです。まあ、私の作る顔のテイストは変わらないでしょうけども。これから各部位を作りながら体や衣紋の流れを表現していきます。完成までにかかる作業時間で考えたら、ほんのさわりが終わったところです。プロは粗彫りを速やかに終えるそうです。本番はこれから。...
続きを読む死んでいく姿と生きている姿
ゆずを看取った今回より、ハムスターを看取っていた頃の方が精神的にきつかったと書いたことがあります。某講座で知り合ったるーさんがその視点をきれいに示してくれたので紹介します(記事下)。最後の方に出てくるこの一文、「私にできることは ただ、死にゆく人を見つめることしかできないから。」で気付きました。ハムスターを飼っていた頃の私は、大切な者が死んでいくのをただ見ているだけしかできない、そんな日々が苦痛で...
続きを読む仏像彫刻を選んだのは
前にも書いた気がするんですけど、改めて、仏像彫刻を始めるきっかけなど書いてみようと思います。もう10年以上前の話。当時、自分の中で何かが一段落した感があり、何か趣味を始めてみようと思いました。さて、何をやろうかと考えました。やってみたいと思ったのは木彫りか乗馬。小学生の時に図工で人の顔を作ったことがあるんです。角材を使って。それがうまくできなくて、いつかもう1度やり直したいと思っていました。だから人...
続きを読むSmile Maker 極小粒 豆蔵さん 自分用
ゆずの看取り用に作ったSmile Maker(小地蔵さん・脱力型)。私を笑顔にしてくれる者がみんな旅立ってしまって、それも寂しかったのです。ゆず看取り用Smile Makerなので作りました。自分用に。ちょっと小さい材を使ったら、コロコロになってしまいました。いっぱい笑おうね通常のSmile Makerは小地蔵さん標準型より高さ5mm低い50mm。こちら更に5mm低い45mm。幅が40mmだから本当にコロコロです。転がりそう。クリスマスツリーの方...
続きを読む悲しみは消える 寂しさは消えない
ゆずが死んでしまった事への悲しみは、ほとんど消えました。悲しみを感じ切った結果です。十分に悲しい気持ちを味わったら呼吸と共に吐き出して大地へ流す、これを繰り返しました。でもね、寂しさは消えません。これはいつまで経ってもずっと消えないものだと思います。薄れることはあっても消えることはない。人間ってそういうものではないでしょうか。私は亡きハムスターや動物たちを思う時、やっぱり寂しいです。何年何十年たっ...
続きを読むゴールデンレトリバー地蔵さま
今回の犬仏さまはゴールデンレトリバーモデルでした。3月に亡くなったコをモデルとして制作。ゆずの看取り記事がお役に立ったようで、何よりです。そのコまたはゴールデンレトリバーの特徴や気に入っているポイントなどお聞きし、大きな足、胸やシッポのふさふさなど表現したいことをまとめました。仏の印である白毫(びゃくごう)を鼻の位置に持ってきたのは今までと同じ。胸のふさふさはよだれ掛けで、シッポは大きく丸めて表現...
続きを読む宝菩提院願徳寺 菩薩半跏像
京都の西側にある宝菩提院願徳寺で菩薩半跏像を見てきました。如意輪観音と伝わっている仏さまです。京都駅からはJR在来線→バス→徒歩で約1時間、内30分は坂道含む徒歩です。登りで汗だくヘトヘト今回は朝7時過ぎに家を出て、新幹線(こだま)に乗って、お寺へ着いたのは昼12時でした。途中、荷物を預けるのに手間取ったりしたので実質4時間余くらいかな。それでも行った価値はありました。とてもとても美しい仏さまで、そこはお堂...
続きを読む