天先そらさき 案内人ブログ

仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

勢至菩薩 木取りから粗彫りへ

カテゴリ:習作

中宮寺菩薩半跏像と白衣観音像がやっと完了したので次へ進みます。勢至菩薩は阿弥陀様の脇侍の一体です。阿弥陀様の両脇を、聖観音と勢至菩薩が固めています。同じような形で、薬師如来の両脇に日光菩薩と月光(がっこう)菩薩が控えてますね。私はそういう知識に詳しくないので、勢至菩薩を彫ることになってやっと違いを理解しました。この写真は大原三千院の阿弥陀三尊像です。向かって左が勢至菩薩。大和坐り(やまとすわり)と...

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自分が安らげる方法は自分にしか見つけられない

カテゴリ:魂の表現

私の作品を注文してくださる方は、深い悲しみや大切な者を失うことへの強い恐怖を抱えている方が多いように見受けられます。いつも、切ないね…と思いながらお話を聞いて(読んで)いるのですが、私は小仏さまを創るのが仕事で人の心のカウンセリングはできません。しかし、周りには優秀なセラピストが複数います。その内のひとりである友人の投稿を見て、さすがだなと思いました。お客様へ個別に紹介することはしませんけど、リン...

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立川の作品展2022 出展します

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

先生の教室の作品展は3年ぶりに開催。私は中宮寺菩薩半跏像とレリーフの小地蔵さん・こまりちゃんを出展します。中宮寺の菩薩さんの写真がね…9月からずっと展示会から展示会へと移動し続けて、今回も教室で受け取ったのをそのまま東京へ渡してしまったのです。完成した写真がちゃんと撮ってなかったなと後で気付きました。なので完成一歩手前の写真ですけど。東京教室のハイレベルな作品がいっぱいありますし、先生の作品も特別展...

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社会の役に立ちたいときの祈り

カテゴリ:魂の表現

天先案内人の活動はビジネスの面もあり、色んなアップダウンもあります。そこでいちいち感情までアップダウンしてしまうと自分が消耗して何もできなくなりますので、何が起きても少し離れた場所から観察するようにしています。仕事も含め、自分の存在において、最近はこんな風にお祈りをしています。私が得意で快く提供できる私の才能を世界の役に立つよう使ってください。もっとシンプルに祈るなら「私を世界のために使ってくださ...

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幸せを感じるとき

カテゴリ:魂の表現

天先案内人の活動を通じて、小仏さまを迎えてくださった方々がその人の「幸せ」を生きている姿を目にした時、しみじみと幸せを感じます。※何が「幸せ」かは本人が決めることですユーザーさんのその後を追跡しているわけではありませんし、良い悪いの意識をそこに向けているわけでもありませんよ。ただ、インスタなどでコメントくださったときに誰か分かる場合は、拝見します。それでユーザーさんが幸せを生きているのを見ると、心...

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初めての遠近両用メガネ

カテゴリ:雑記

最近、視力が落ちました。夜間(特に雨の夜)の運転で本当に見えなくなったと感じ、運転用の眼鏡を新調しました。近視と同時に老眼が進んできて、メガネをかけると近くが見えません。ナビや運転席の各種表示が見えるよう、遠近両用にしてみました。いいね。近くも見える!遠近両用は人によっては馴染めないこともあるみたいですけど、私は使いやすいと感じます。助かる~。ありがとう、遠近両用。日常生活だと、どのメガネでも近く...

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手を掛け過ぎない

カテゴリ:販売作品

販売する・しないに関わらず、仏さまを「これで完成」と決めるには決意が必要です。チェックすればするだけ、まだここがちょっと…という部分が出てくるのです。それをずるずると続けていたら一生完成なんてあり得ません。先生が以前それに関して、師匠である松久宗琳氏の言葉を教えてくれました。それを聞いて私は思いました。あるポイントを過ぎたらもう手放さないと、それは執着になる。その後の仏像はもはや仏さまではない。こ...

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白衣観音像納品

カテゴリ:販売作品

白衣観音を納めに行ってきました。友人とゆっくり話をして、いかに生きるか、何を生きるかを確認し、夢を語りあいました。ついでに、先月お願いしてあったマヤ暦のブレスレットも調整を完了して受け取りました。この1年、だいぶハードに働いたみたいでボロボロになっていたのを、新しい石を入れてメンテナンスしてもらいました。石の色がかなり抜けていたことにびっくり。1年前に作ったもの新しいバージョン陽だまりのしっぽ 門前...

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仏教美術展2022

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

今年の松久佛所主催・仏教美術展は少し規模を小さくしながらも、やはり素晴らしい作品が多数揃っていました。例年は京都文化博物館の5~6F両方使って、5Fが仏像彫刻、6Fが仏画となっていたのですが、今回はワンフロアに全て収まっておりました。その分、濃度が上がった感じ。故・松久宗琳さんの星月観音(下記写真)がとにかく麗しくて、色んな方向からしげしげと眺めました。写真集には載っていますけど現物はやはり違います。こ...

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唐招提寺 新宝蔵

カテゴリ:仏像彫刻周辺の話

京都のお寺は仏像との距離が遠く遠くなりました。オペラグラスが必要な程に。春に行った宝菩提院願徳寺はまだ普通の距離で観られましたが、国宝でそういうのは稀です。ちなみに私は単眼鏡を使っています。Vixen社 マルチモノキュラー 4×12という商品で、暗い場所でも(仏像があるのは大体暗い場所)視野が暗くならないのがありがたい。唐招提寺の木立この唐招提寺新宝蔵では触れられるくらいの距離で奈良時代の仏像を見ることがで...

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