仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

仏像的美意識

2015/08/16
仏像彫刻周辺の話

子供の頃、仏像が苦手でした。

一番は男か女か分からないこと。気味悪いと思いました。自分の中の認識に当てはめて分類できないことに対し人間というのは不安を感じるそうです。だから今は、生物というものが一概にオスメス・男女に分類できるものではないと知っているから平気です。それどころか性別に囚われない自由を感じます。

もうひとつは仏像的な美が受け入れ難かったこと。西洋的な美にさらされていた少女には「腹が出て」いて「二重あご」で「眠たい目(半眼)」の「山なり眉毛」なんて断固拒否したい形状でした。日本人形よりリカちゃん人形の方が可愛いと思う年頃ですから。子供の目に仏像は「たるんだおっさん(もしかしたらおばさん?)」としか映りませんでした。ミニ白衣観音上半身

ですが、自分が中年となった今、仏像的な美は熱烈歓迎!お腹が出てる?二重あご?ぱっちりしないお目々?きれいに描けない眉?ナイスです。どれも自分の経年変化にあてはまります。これが美しいのであればいくらでも受け入れますよ(笑い)。

仏像を作りながら嬉々として腹を出させ二重あごを作っている自分に、ちょっと笑えます。夫のお腹すらありがたく感じる今日この頃。

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