仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

母の白衣観音完成

2016/09/05
習作

母の所へ持っていく日の前夜、何とかかんとか完成させました。最後の仕上げはかなり突貫工事で(笑い)、細部まで丁寧にとは言えませんが頑張りました。
母の白衣観音前
母の白衣観音後

衣の流れが自然ではないし舞う衣の軽やかさは感じられないけれど、これが今の精一杯です。ええ、作るだけで精一杯。

母は意思の疎通も困難な状態ですから観音様を置いてきてもそれを認識はしないでしょう。そこに仏像があることは、母にとって意味はないのかもしれません。ですが、お地蔵さんと観音様が24時間そばにいてくれると思えばこちらが安心できます。ある意味、私のための仏像であります。

これを彫っている期間、母の事でやりきれない思いを抱えた時期もあります。そのやり場のない気持ちはこの観音様を彫ることで救われました。商品として人様に渡すものであればグシャグシャした気持ちのまま彫ることはできません。ですが他ならぬ母本人の事なのだからその気持ちごと彫りこんでも構わないだろうと思いまして。

最初は気に入らなかった顔も、手をかけていくうちに好きな顔に整いました。気持ちの整理もつきました。最後は爽やかな心で仕上げられました。
母の白衣観音顔

ここ数ヶ月、かなり頑張ったのでもう白衣観音はお腹いっぱいです。いやもう、十分。…が、自分用の白衣観音が作りかけで待っているんです。作りかけで放置するのは仏様に失礼だと参考書で注意してましたっけ。やらねば。でも小造りの大変さをもう一度味わわなければいけないのかと思うとクラクラします(^^;

今度はもう少し立体に配慮して作れるといいなー。

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