仏像制作を中心に作(創)ることを綴ります

出来ることだけやる

2017/01/13
習作

母がいきなり終末期に突入し、食べなければ1週間はもたないだろうという状況になりました(一切の延命処置はしない選択)。

この「食べなければ」が曲者で、食べている限りは安泰なわけです。特に大きな疾患もないし。なのにそれができない日が何日か続けばころっと死んでしまうという事に対する覚悟が、難しい。分岐が極端すぎて、意識をどの辺に置いたらいいのか分かりません。お地蔵様、どうぞ愛する者の魂を天国まで導いてください。この子が、この人が、道に迷うことのないように。まっすぐ天国へたどり着けるように。

先を考えて揺れるのは正しい在り方ではないだろうと頭では理解しています。大切なのは今、この瞬間で、今生きているこの時間。今できることをきちんとやるのみ。意識を置くのは「今」であって、「先」へ置いて不安になるのは不要な消耗。…と分かっちゃいるけど行ったり来たりするのが現状。

そしたら、瑠璃観音に手が付けられなくなりました。作ったことのない形状を、本を見ながら自分の頭で考えて作業することができないのです。最初の数日は色々あってグラグラしていたものの現在は日常生活にも業務にも全く支障はなく、精神的にも落ち着いているのですが、瑠璃観音だけがダメなんです。ピンポイントでの集中力の欠如、ですかね。

密かに動揺しているのか、単に怠け心なのかは不明。でもできないから仕方ない(だって趣味だもん)と割り切って、違う物を作ったり、台座作りを進める予定。

できないことを「できない」と思い悩むのは私にとって最も不毛なことなので、しないように気を付けています。今できること・すべきことを手を抜かずやっていれば何かが開けることでしょう。

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