仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

削りかすは煩悩…!?

2017/09/26
販売作品

宗琳さんの本だったように思うのですが、教室で誰かから聞いたのかもしれません。仕上げで出る削りかすは己の煩悩。煩悩をそぎ落とすように、丁寧に薄く削っていくこと。できるだけきれいにしましょう、と。これは仕上げを丁寧に行うための教えなのかも。

小地蔵さんをなでて気持ち良いよう頭をつるつるに仕上げるのは私のこだわりでありますが、自分の煩悩がお客さんの所へ行ってしまっては申し訳ないので削りかすを残さないよう、可能な限りきれいにしているつもりです。隅っこも細い刀を使ってできるだけきれいに。
小地蔵さん宝珠+雲座

と言ってもこれは販売する商品に関しての話。趣味の仏像だとその点、ちょっと気が緩みます。どうせ自分の煩悩だし(笑い)。刀を入れにくい、前から見て隠れる部分はちょっと残っていたりもします。
6寸地蔵菩薩立像 台座 光背 正面

技術的にまだまだであっても、最後の仕上げを丁寧にすると一段上手に見えます。仕上げの削りだけは、技術が足りなくてもこつこつやればできますから。ポイントはただひとつ、彫刻刀を砥ぐこと。「きれいに仕上げるには角を角を取っていく。仏さまに"かど"があってはいけないからね」とはベテランさんの言葉です。

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