仏像制作を中心に作(創)ることを綴ります

いずれ、と思っているなら今やればいい

2018/03/28
仏像彫刻周辺の話

ルアー制作されているデンキチさんのブログを読んでいて、過去を懐かしく思い出しました。先にも書いた通り、私は以前からルアー制作に興味を持っておりました。全然釣りはやらないんですけどね。作るのが面白そうで。

5年前、祖母が亡くなり、棺の中に仏さまが付いていてくれることの遺族への安心感をまざまざと感じていました(自己紹介参照)。棺に入れてやれる仏さまがあったらいいなと思いました。

ただその時はまだ「仏像彫刻で人の助けになれないかな」程度のぼんやりしたイメージのみで具体的な構想は無く、10年後には開業していたいというくらいの認識だったのです。更には、きちんとした仏像が彫れずして人の役に立てる仏さまを作れるものか、とガチガチに考えていました。まだ本格的な仏像を彫ったことのない段階でしたから。

5地蔵

仏像制作はこのレベルだった頃の話

何かしたい気持ちはあれど何をしていいのか分からず、ただ時間だけが過ぎていた頃、1人の友人が心の支えを必要としているであろう状況に置かれました。贈っても重くならない物を作ろうと、おだまき地蔵を初めて作りました。それが第1歩。

そこからオリジナル制作に向かって少しずつ少しずつ進んでいきました。

それでもまだ開業する覚悟はなく、相変わらず10年後に押しやっていたある日。通える距離の会社でルアー制作業務の募集が出ました。そこは高品質な製品作りに意識を置いている事がうかがわれ、海外へも販売している会社でした。仕事の内容も、会社の姿勢も、いいなと思いました。

実際に応募するつもりで応募理由を考えた時に、「いずれ開業したいので製品作りに携わることでその勉強も兼ねたい」という言葉が思い浮かんだのですが、その時思ったのです。
いずれやるつもりなら今からやればいいんじゃないの?何故わざわざ遠回りするの?

準備万端になるまでそんなに先延ばしにする必要が一体どこにあるんだろうと考えたら、どこにもありませんでした。そもそも10年後に生きている保証なんてない。だったら今から始めよう、できる事をやってみよう、そう思いました。

そしてすぐに開業のための準備を始め、開業届けを出しました。それが3年前。実際の販売開始までにはそれから8か月かかりましたが、その間もオリジナル作品の向上に努めました。第1歩からの1年半、試作品を受け取ってくれた友人・知人・親戚に助けられました。母の小地蔵さん

ルアーが、腹をくくるきっかけでした。今思えば、釣りをしないのだからいくらルアーを作っても釣り具として役に立つかどうか分からないよなぁと。見た目がそっくりなのと動かした時にそっくりなのとでは、違いますもんね。自分で使わないと微調整は難しい気がするのです。やはり作るべきは自分でも使う物。

あの時、動き出して良かったなと思います。やらない理由を考えるより、やれることを探して試してみる方がずっと幸せ。

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