仏像制作を中心に作(創)ること、幸せに生きることを綴ります

左右非対称で柔らかさを出す

2024/03/28
習作

今回作ったミニ白衣観音ですが、実は唇が左右で非対称。左右同じ形に直したかったのだけど、直しきれませんでした。上唇の幅と上がり方、そして形も左右で違います。

ミニ白衣観音 顔

顔が小さいから
アップ撮るのも難しい

先生にはこれをしっかり見抜かれました。「うん、大丈夫。これくらいなら普通は気付かないし、柔らかさも出て、かえって良いから」と。

ミニ白衣観音 完成 手に持った状態

遠目には分からない

更に話してくれたのがこんなこと。

仏師は、あえて左右非対称に創ることがあるんだそうです。左右対称が過ぎるとちょっと冷たい感じというか、作りものっぽさが出てしまうことがあって、そういう時にはわずかに左右対称を崩すのだそうです。そうすると柔らかさが出て優しい像になるんだって。

人間の顔は左右対称ではありませんから、少し人間味を加えてあげる感じでしょうか。でも、そこまで左右対称に作れることが実はすごいことなんですけどね。普通は、気を付けても左右が違ってしまいます。

思いがけず仏師の「技」を聞けた出来事でした。先生の話は面白いね。

関連記事

※記事中の紹介商品にAmazon、楽天市場への広告リンクを含みます

コメント・リクエストもこちらから可能